親愛なる二人へ贈るひとかけら

東巻を自分なりに昇華させたい殴り書き。

人魚姫のおはなし。

先日の東巻ワンドロは『横顔』。
東堂さんも巻ちゃんも、なんだかんだでまだ高校生じゃないですか。
学生だった頃って、憧れの先輩が今何してるか考えたり、同じクラスだったら〜なんて妄想絶対してたんですよね。
ほんのり東堂さんへの恋心が芽生えている巻ちゃんが、いつの間にかそんなこと考えてたら可愛いだろうなと思って書きました。
休み時間はうるさくても、東堂さんは基本授業は真面目に受けてそうだし、そういうふとした表情にドキッとして・・・なんてゴリゴリ少女漫画ちっくな巻ちゃん。
ひっそりと、同じクラスだと言ってたファンクラブの女の子にヤキモチ妬いてる巻ちゃんなのでした。
というお話。
イチャラブさせたいのにいつもそこまで辿り着かないんだよな〜イチャイチャさせて〜〜〜!
次のワンドロお題もきっとイチャつかないな・・・

でもって、今回は人魚姫パロについて。

その昔私がまだフラキラを書いていたころ。
割と私にしては長めの作品を書いていました。
私は割と幼い頃からメリバやバッドが苦手(今も苦手)で、どんな二人であれ幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたしが好きだったので、そもそもの人魚姫の物語って悲しくてあんまり好きじゃなかったんですよね。
だから、リトルマーメイドのお話はとても好き。
私が人魚姫のお話を題材にしてしまうのは、自分のカプを幸せしたいからなのだなと改めて思います。
推しにはどんな時でも好きな人と幸せになって欲しいマンです。

で、この間ぼんやり考えていたのが東巻の人魚姫パロ。

巻ちゃんも東堂も、千葉の近海に棲む魚。
二匹は昔から仲良しで、良くどちらが上手く海流に乗れるか勝負をしていた。
この時点で東堂さんは巻ちゃんのことが好き。

ある日いつものように泳いでいると、巻ちゃんが罠にかかって釣り上げられてしまう。
その小型船には、数人の男女。その中に、寒咲さんがいた。
巻ちゃんは千葉の近海には似つかわしくないほどに鮮やかな緑色と赤いヒレを持っていたため、周りの友人は気持ち悪い、毒がありそうと囃し立てる。
息ができなくて苦しいし色の事を言われて絶望していたところを、寒咲さんが「綺麗な色じゃねーの」と笑って海に帰してくれる。
優しい寒咲さんに、巻ちゃんが惚れてしまう。
なんやかんやあって巻ちゃんは魔法使い(待宮)に人間にしてくれって頼みに行く。
魔法使いは、声と引き換えに巻ちゃんを人間にする。
海に戻るには、またそれ相応を差し出せと伝えられて、巻ちゃんは海岸へ。
無事出逢えた二人。
真っ裸で喋れない巻ちゃんを保護してあげた寒咲さんは優しくて、自転車に乗ってる事とか教えてあげる。なんやかんやあって(二回目)、寒咲さんには別に恋人がいることが判明。
巻ちゃんの恋は成就せず、また東堂さんの顔がよぎってのこのこまた海に戻ることもできない。
なんとか一人で陸で暮らすしかないっショと落胆。
同じ頃、巻ちゃんが人間になったと知った東堂が魔法使いの元へ行き、自分も人間にしてくれと詰め寄る。
人間になった東堂さんも真っ裸で海岸へ。
そこへ、たまたま通り掛かった真波に発見される。
「もしもーし。酔っぱらいさんですかぁ?こんなとこで裸で寝てたら死んじゃいますよー?」
ってニコニコ声かける。
気がついた東堂さんが、『寒咲さん』『ロードバイク』と巻ちゃんから聞いた言葉だけを繰り返してそこへ行かなくちゃならないと真波に詰め寄る。
真波は(あ、この人人間じゃないな)と直感で感じて、そういえば総北高校の人に寒咲さんいたなぁと思い出して東堂さんを連れて行ってあげる。
再開した二人。
「巻ちゃんがいない海なんて意味が無い!」
東堂さんの代償は海に二度と戻れないこと。
巻ちゃんは東堂さんの覚悟に圧倒的されて泣きながら告白を受け取る。
二人はその後周りの計らいもあって人間の世界で暮らしていくようになる。
一部始終を見ていた魔法使いが、気を利かせて巻ちゃんに声を返してあげる。
人間になった代償を、声から東堂さんも同じ海に帰れないことに変えたのだった。
そんなこんなで二人は幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。

みたいな話を考えてました。
かなりご都合主義だけど、おとぎ話はそのくらいで良い気もするのよね。

東巻界隈は、良く猫になってるイメージ。
ナンジャがあったからかもだけど。