親愛なる二人へ贈るひとかけら

東巻を自分なりに昇華させたい殴り書き。

お互いが光なんて・・・(続き)

ということで、前記事の続き。
次は巻ちゃんについて。

中学時代はずっと1人で走ってた巻ちゃん。
東堂さんとは方向は違うけど、恵まれた中で育って来てるから、そう言う意味での卑屈さとかはないのよね。
高校デビューで入学式に髪の毛緑に染めるぐらいには心臓強いし、センスにも自信はあるし、本来自己評価は高い方だと思うんだよなー。
若者の勢いっていうのもあるんだろうけど。
クラスに1人や2人いるよね、奇抜な髪型の男子・・・。

高校入ったら自由に、思い切り自転車できると思ってたら部活はそういう訳にはいかず、それでもちゃんと部活続ける巻ちゃんは諦めてなくて健気。好き。
タマ巻ちゃんを形成したのはやっぱり寒咲さんなんだろうなあ。
というか、寒咲さんが太陽なんだろうな・・・総北皆の。
巻ちゃんにとっての寒咲さんは本当に良くしてくれた先輩っていう立場で感謝してるだろうけど、話を横で聞いてる東堂さんはもう気が気じゃないだろうな・・・カワイソウに(笑

巻ちゃんは彼女いてもキスまでしかしてなさそう。
手を繋いで帰って、ちゅーして、バイバイくらいの。
健全なオトコノコだから、つまりはグラビアもそういう理由でもきっちり見てる。興味もある。おそらく才もある。天然お色気担当だからなー。

そんな中で出逢った東堂尽八。
正直巻ちゃんにはどうでもいい存在だった人。
前にいたから抜いた。ただそれだけ。
だった筈なのに、周りは自分のこと遠巻きに見てただけなのに、東堂さんだけは直接物申してきたんだよね。
それが凄く不思議なことだったと思うし、印象にめっちゃ残ったんだろうな。
男なのにカチューシャしてるしな。

基本人との距離は保ちたいのに、割とずかずか入りこんで来た東堂さんのことをメーワクって思ってて、でも言葉とか態度以上に走りは紳士だし見とれるほど綺麗だし自分と同じかそれ以上に速いしで、否応無しに競うようになっていった。
1人で走っていたのが、気づけば隣にいつもいて、心地良いって思っちゃって、そういうキラキラしたのが嫌いじゃないって思えるのが巻ちゃんの素直ないいところ。
カップリングじゃなきゃソウルメイトって感じなんだろうなあ。
ソウルメイトであり恋人同士なのが良いんですけどね・・・。

電話が頻繁に来るようになってからは面倒くさいと思いつつも、東堂さんと同じ気持ちだし、割と出てあげてる方だと思うんですよね・・・。
仲良くなるにつれて段々出る回数は減ってるだろうけども・・・。
テスト期間中とかは普通に着拒してそうだしな。
総北3年の関係性って、本当に良くある部活の絆って感じがするんだよな。
なんか、どれだけ仲の良い後輩がいても入れない空気感みたいな。
私は中高陸上部でしたが、私が1年の時の3年がまさにそんな感じだった。
金城さんは巻ちゃんが本音を出して、雰囲気が柔らかくなったのは東堂さんと競い始めたおかげって思ってる(ただし電話は控えてもらいたい)し、田所っちは最初はオーダー漏らされたりしないかとソワソワしつつも、やたら楽しそうな話を聞かされて、尚且つ2人でいる間の話にお互いの高校の事なんてほぼ出てこないことを知ってからは巻ちゃんにどんどん走ってこい!って送り出されてそう。
巻ちゃんの電話鳴ると、絶対「東堂か?」って聞いてくる。だいたいあってる。

巻ちゃんにとって東堂さんは絶対のライバル。
『誰か』と走ることを教えてくれたひと。
真っ直ぐに自分を見てくれた変わり者。
自分はこれでいいと、確信できた存在。
我が侭で勝手な自分をそれでも愛してくれる男。
いつか東堂さんに他に大切な人ができたとしても、変わらず自分は好きで居続けるんだろうと思ってる。

Twitterにも書きましたが、巻ちゃんはイレギュラーが得意なリアリスト。
自分が同性を好きになったこと自体はイレギュラーなことで、でもそれを案外すんなり受け入れることもできるひと。
あれだけ全身全霊で『好き』を表現してくるやつがいたら、そりゃそうなるっショ。とな。
お互いが良くて、腹くくってりゃ別に男同士でもって思ってそう。

でも現実問題、世間はそういう事には優しくなくて、手放す事の方が楽だと思ってしまうから、それなら自分の気持ちは言わないままそれでいいって思っちゃってる。
今は良くても、高校卒業したら?高校のIHでトップを競った人間なら絶対にプロの話も出てくるし、そもそも東堂さん目立つし、そもそも東堂さん女の子好きだし、そもそも東堂さんうるさいし。

だから、『好き』の言葉は巻ちゃんにとっては相手を不幸にしてしまうもので、未来を奪うもので、キラキラ輝く東堂さんには似合わないって思ってるから、言わない。
自分が思うだけならそれでいいし、言わなければライバルのまま永遠とそのポジションを守っていけると思ってるのかなーと。

東堂さんはそんな巻ちゃんの事が許せないし、でも好きだし、絶対に隣は譲りたくないし、全部欲しい。巻ちゃんの不安も全部欲しいから丸ごと愛したい。巻ちゃんの心に空いた穴を全部埋め尽くす勢いで、好きだって声に出し続ける。
そうじゃないとすぐどっか行っちゃうから。
すぐに諦めて放り出して行っちゃうから。

恋人同士になったとこで巻ちゃんの基本は変わらないだろうから、よほどテンションあがらないと口に出して好きって言わないだろうし、隙あらばどっか行こうとしちゃう。
ただし気持ちだけは年期も入ってるし何なら東堂さんよりも重たいから、一回スイッチ入ったらとことん東堂さんを甘やかしてあげる。

翻弄された東堂さんを見てコイツなんでこんな可愛いんだろーな・・・としみじみ思ってほしい。
巻ちゃん、東堂さんもおんなじこと考えてるよ。

つまりはお互いが執着してて、同じくらい好きで、同じくらい相手を想ってる。未来まで。彼方まで。
十代だからおおいに揺れ動いてて良いと思う。

巻ちゃんの恋心の自覚は東堂さんよりも少し早いくらいのイメージ。 
でも言わない。
でも心の中でめっちゃノロケてるといい。
よせやい、裕介(CV:M久保氏)(※ラジオネタ)


と、だらだら思ったこと書きました。
最高に読みづらいけどまあ・・・すみません。
東巻、幸せになってね。